オモトの各流派の求める規格

池坊

花型 生花

使用時期

12~1月

使用品種

大壮観
使用本数(葉)(実) 葉:10枚  実:1個
葉の長さ 50~60cm
実のサイズ 20cmあれば嬉しい
そのほかポイント 実のない季節に使用することはない
検定試験について クラス:初伝下附後  時期:12~1月

花型 立花

使用時期

12~1月
使用本数(葉)(実) 葉:6枚  実:1個
葉の長さ 50cm位
そのほかポイント

稀に使用することがある 

実のない季節に使用することはない

小原流

花型 盛花(色彩様式、写景様式)・琳派調いけばな、瓶花

使用時期

 12~2月

使用品種

 特に指定はない
使用本数(葉)(実)

盛花・琳派調いけばな:葉8枚実1個

瓶花:葉5枚、実1個

葉の長さ  20~60cm
葉の太さ  大小
実のサイズ  10~15cm
そのほかポイント

盛花では葉8枚と実1個、瓶花では葉5枚と実1個を一株として基本とする

講習会・花展では2株をいけることもある

多くはないが、正月・花展では根付を使用する場合もある

検定試験について

花型:色彩・様式、写景・様式、琳派調いけばな、瓶花

クラス:中級~上級者  時期:12~2月

花展での使用について 小原流独自に表現方法を持つので、花展ではよく使用される

草月流

花型は特に決まっていない

 

使用時期

12月
そのほかポイント 使用するが頻度、花型は特に決まっていない

龍生派

花型 古典華(生花)

使用時期

 12~1月

使用品種

 都の城、大象観
使用本数(葉)(実)  葉:6~12枚  実:1個
葉の長さ  60~70cm
葉の太さ 太いところで10cm
実のサイズ  長さ15cm(茎も含む)
そのほかポイント

適度に曲がりがあるものとないものをともに欲しい

お正月に欠かせない花材の一つ

検定試験について お正月の花として活けられる
花展での使用について

縁起の良い花として婚礼、正月に飾られる

早春の花展

古流理恩会

花型 生花(本手生・中流生・受流生・流生)

使用時期

 12月

使用品種

 大象観
使用本数(葉)(実) 葉:15枚  実:2個 
葉の長さ 60cm以上 長いものから短い葉まで必要
葉の太さ 葉先の細くないものが好ましい
実のサイズ あまり大きくないものが好ましい
そのほかポイント

葉は肉厚、つややかで曲がり、ねじれがあるもの

価格が極端に高価でない

検定試験について クラス:中級~上級  時期:12月
花展での使用について

ほとんどは11月以降で、2月頃まで

まれに10月(青実)から使用する

調査ご協力の御礼

 

本マニュアルの作成にあたり、生産者の皆様、いけばな流派の先生方、卸売市場の皆様、生花店の皆様に多大なるご協力をいただきました。

今回、生産の状況等について生産者の皆様、卸売市場の皆様から情報公開をご快諾いただいた結果としてマニュアルを完成させることが出来ました。

ご協力ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。


いけばなでのさまざまな花材の使い方、需要時期がわかる!

平成28年度少量花材安定供給体制構築支援事業のホームページはこちら

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