コウホネ

各流派の求める規格

池坊

花型 生花

 

使用時期

7~8月
使用本数(花)(葉) 花:2本  葉(開き葉):5~7枚  葉(巻き葉):2~4枚

葉の長さ

開き葉:50cm  巻き葉:30cm
花の長さ 40cm
花の開花程度 開花が望ましい
実の使用 使用しない
そのほかポイント  葉、茎に傷がつくとポンプを使用しても水があがらない
検定試験について クラス:入門下附後(自由花も) 時期:7~8月
花展での使用について 特に決まりはない

花型 立花

 

使用時期

7〜8月           
使用本数(花)(葉) 花:2本  葉(開き葉):3枚  葉(巻き葉):2枚
葉の長さ 開き葉:40cm  巻き葉:30cm
花の長さ 30cm
花の開花程度 開花が望ましい
実の使用 使用しない
そのほかポイント 葉、茎に傷がつくとポンプを使用しても水があがらない
検定試験について  クラス:華掌下附後 時期:7~8月
花展での使用について 特に決まりはない

小原流

花型 盛花・瓶花

 使用時期

7~9月
使用本数(花)(葉)

花:2本  葉(開き葉):8枚  葉(巻き葉):2枚

葉の長さ 開き葉:35cmくらい  巻き葉:15cmくらい  ※茎の長さを含む
葉のサイズ 開き葉:8~12cmくらい  巻き葉:9cmくらい
花の長さ 14~15cm
花の開花程度 花の開き始めから使用する
実の使用 秋口
そのほかポイント

ポンプを使って水あげをしてから、いける

検定試験について

 クラス:主に中級から使用(准教授)  時期:7~9月

花展での使用について 夏から晩秋までの展覧会では必ず使う

草月流

花型は特に決まっていない

 使用時期

7~8月
そのほかポイント 季節花材として使用される

龍生派

花型 古典華(生花)

使用時期

7~8月
使用本数(花)(葉) 花:2本  葉(開き葉・巻き葉):9~12枚
葉の長さ 開き葉:50~60cm  巻き葉:15~20cm
葉のサイズ 開葉は大・中・小が欲しい
花の開花程度 開花(大・中・小)・つぼみ
花の長さ 20~30cm
実の使用 使用しない
そのほかポイント

水あげに注意が必要

入手が難しく稽古が出来ない年もある

検定試験について 一定の数を揃えるのが難しい 時期:7~8月
花展での使用について 水あげが大変難しいため、花展での使用は少ない

古流理恩会

花型 生花(本手生・中流生・受流生・流生)

使用時期

5~9月
使用本数(花)(葉) 花:2本  葉(開き葉):5(大~小)枚  葉(巻き葉):2枚
葉の長さ

開き葉:小さいほど好ましい。最大15cm 

巻き葉:小さいほど好ましい。最大10cm

葉のサイズ

開き葉:長い方が好ましい。25~30cm

巻き葉:長い方が好ましい。10cm以上

花の長さ 20~30cm
花の開花程度 固めの蕾と半開1本ずつが理想
実の使用 使用しない
そのほかポイント

葉に折れや傷がなく茎の太すぎないものがよい

開き葉は大~小の大きさが必要、また葉と茎の角度がないものが望ましい

検定試験について  クラス:中級~上級  時期:6~8月
花展での使用について

5~8月

調査ご協力の御礼

 

本マニュアルの作成にあたり、生産者の皆様、いけばな流派の先生方、卸売市場の皆様、生花店の皆様に多大なるご協力をいただきました。

今回、生産の状況等について生産者の皆様、卸売市場の皆様から情報公開をご快諾いただいた結果としてマニュアルを完成させることが出来ました。

ご協力ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。


いけばなでのさまざまな花材の使い方、需要時期がわかる!

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