カキツバタでは、3つの生産地の例を紹介します。
カキツバタの生産スケジュール
栃木県の例
●10年に1回程度、土をうなるとよい花が育つ。特に6月の2番花に影響がある。
● 1番花は5月の連休明け、この時期は花が多く収穫が間に合わず、1割程度の出荷。そのため、この時期は葉を収穫し、葉の枚数に合わせて花を収穫している。
●出荷は、年に3回。1回目、GW明けから5月下旬。2回目、6月中旬から7月中旬まで。3回目9月半ばから10月末。
● 夏は一度枯れるので、出荷はない。また3番花の秋は、草丈がやや短め。
茨城県・福島県の例
●春から秋まで途切れることなく、出荷ができるように、茨城県ひたちなか市から徐々に北上し、福島県塙町(標高700m前後)の山中まで、20か所以上の圃場を持っている。そのため、施肥、除草、防除などはそれぞれ圃場の状態に合わせて行なっているため、時期を決めて行ってはいない。
●改植は花の収穫量が減ってきたら行っている。
熊本県の例
●春の化成肥料以外に、追肥は葉が黄色くなったら行っている。
●12月に枯葉を刈り取り、圃場の水を抜いている。